一般社団法人 権利擁護センター

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子どもの権利

「れんけい」は、2015年度も「子ども虐待防止オレンジリボン運動」の支援団体として更新しました。
 
「子ども虐待防止オレンジリボン運動」
http://www.orangeribbon.jp/info/organization/


「オレンジリボンサポーター メールニュース・・・2015年4月1日配信」より

【吉田恒雄理事長からのメッセージ】

 2015年度を迎え、お世話になっている個人サポーター、支援企業、支援団体の皆様に日頃のご支援に対する御礼とご挨拶を申し上げます。

当ネットワークとしては、今年度も引き続き、子ども虐待防止のオレンジリボン運動、子ども虐待防止に携わる方々の研修のためのシンポジウム、法制度改正を視野に入れたソーシャルアクション、そして同じ子ども虐待防止を目指して活動されている企業・団体の皆様との連携の強化に取り組んでいく所存です。

今年度はとくに7月から子ども虐待の通告先の3ケタ化(189=イチハヤク)が予定されており、この電話番号の周知を図る活動を積極的に進めてまいります。また、相次ぐ重大な子ども虐待事案の発生を受けて、子ども虐待対応体制の強化に向けた検討が、現在、厚生労働省で行われています。必要に応じて法改正も考えられるところから、この問題をめぐるシンポジウムを行い、ソーシャルアクションにつなげていく予定です。

 このほか、今回で3回目となる「オレンジリボンフォーラム」を文京区様と共催で、6月6日(土)に文京区シビックホールで開催し、子育て中の皆さん、子どもたちに楽しんでいただける場にしたいと思っています。また、オレンジリボン運動や鎮魂集会、支援企業・団体の皆様との懇談の場の設定など、さまざまなイベントも予定しています。

ぜひご参加いただき、子ども虐待防止運動を広げていきたいと存じますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

 一向に事態の好転がみられない子ども虐待問題ですが、皆さんとともに「子ども虐待のない社会をめざして」、今年も活動をしていきたいと思っておりますので、引き続きのご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。



「れんけい」は、児童虐待防止・オレンジリボン支援団体になりました
 
児童虐待防止とは、何よりも、子どもの命と心・体を守ることです。誰が考えてもこのことは異論がないでしょう。問題は、虐待する大人を「なんてことするんだ!」と責めるだけの社会では、児童虐待はなくならないだろうということです。
 
なぜでしょうか。一つは、虐待する大人は実父母が多く、実母が約6割、実父を含めて8割以上になります(資料参照)。実の親なのに? そうです。実の親だから、そこには背景があります。たとえば親自身が「親に愛された子ども時代でなかった」という「虐待の連鎖」の問題が深刻です。さらに虐待する親の経済的貧困や環境、交際相手などの問題があります。その上、子育ての社会的環境が「きつい」こともあります。世間は母親をその人の子どもを「窓口」にして評価しがちです。昔から言う「親の顔が見たい」。あるいは逆に、「あんな出来のいいお子さん、さすがね」…。小学校に就学してからは習い事や塾通い、私立中学受験、高校・大学偏差値といった「テスト成績」による価値観が押し寄せてきて、親としても幼児期とは違った焦りが生まれてきます。

「権利擁護センター れんけい」は、児童虐待防止を①何よりも子どもの命と心・体を守ること(身体的虐待の苦しみはもちろん、心理的虐待や放任、さらに性的虐待は当事者にとって実に深い傷を負います)、②虐待はもちろん許せないのですが、「虐待なんて!」の目線で親を追い詰めるのではなく、むしろ虐待の連鎖や虐待の奥底にある親自身の子ども時代の深刻な状況などに心を寄せて、子育てをきつくないものにする社会環境づくりが大切だと考えます。
 
その意味で、「児童虐待防止全国ネットワーク」が提唱した「2010 子ども虐待防止のためのアピール」(http://www.orangeribbon.jp/zenkokunet/regalreform.php)の実現をことのほか大切に思い、賛同し、オレンジリボン運動の支援・推進団体になりました。(子ども虐待防止オレンジリボン運動公式サイト:http://www.orangeribbon.jp/

「れんけい」は、電話相談業務の一環として、児童虐待についても電話相談を受け付けています(毎週火・土、午後1時~6時。東京03-3502-0552)。当事者はもちろん、その周辺の方からでもかまいません。「子どもへの気持ちが複雑」、「自分の子どもなのに愛するってわからない」、「子どもに対する自分の気持ち・本心が分からない」など、どんなことでもご相談ください。本当の自立とは孤立ではありません。「助けて!」という状況で「助けて!」と言えるのが自立だと考えます。


プロフィール

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法人名

権利擁護センター
れんけい

所在地

東京都港区
西新橋1-20-1
サンクレスト武井301号

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